Essay in Idleness

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ガタカ
近未来、人は遺伝子によって差別される。
遺伝子操作によって良質のDNAを持つ「適正者」とDNAに欠陥を持つ「不適正者」。
生まれてすぐに寿命を宣告され、DNAの塩基の並びによって決められてしまう人生。

「不適正者」ビンセントは、DNAブローカーの仲介で「適正者」ジェロームと出会う。彼はジェロームの体(DANデータ)を借り、夢であった宇宙飛行士を目指し、宇宙開発機構GATTACAを目指す。


「神の子」
今の世界では特別な才能を与えられた本当に一部の人間を畏敬の念を込めてそう呼んでいる。
しかし、この物語の中では才能を与えられ選ばれて生まれたはずの「適正者」ではなく、自然出産で生まれDNAに欠陥を持つ「不適正者」が「神の子」と呼ばれている。

きっとこの世界の人達も分かっているのだろう。
どちらが本当に適正なのか。
どちらが本当は不適正なのか。

しかし社会は「適正者」を求めている。

だから自戒の念をこめて彼等を「神の子」(神に選ばれた子供)と呼んでいる。

gattaca.jpg

監督:アンドリュー・ニコル
出演:イーサン・ホーク
   ジュード・ロウ
   ユマ・サーマン
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| 映画 | 10:31 | トラックバック:1コメント:0
レナードの朝(Awaking)
1969年、ブルックリンのカーメル病院。
研究医の募集と間違えて面接にきてしまった、ドクターセイヤー。臨床医の経験がないと一度は断るが強引な引止めによって結局は臨床医として勤めることになる。

慢性脳性疾患の患者であふれる病院。
回復の見込みのない患者の治療にあたる医師、看護婦達には半ばあきらめの表情が見られ病院全体に倦怠感があふれていた。病院の状況に面くらい、空気を求めて死に物狂いで海の底から這い上がってきたダイバーのように、窓の外に頭を出し外の空気を吸おうとするセイヤー。そんな彼を見て、看護婦が一言。
「多分じきに慣れますよ」

患者達とのふれあいの内に、彼等が思考を停止した人間の抜け殻(ほとんど死んだような状態)であるのではなく、思考を持ってはいるが脳性疾患のために体を動かし伝えることが出来ないのではないか考えるドクターセイヤー。
嗜眠性脳炎がパーキンソン病と同じように脳内物質の減少によって引き起こされると考えた彼は、パーキンソン病の新薬L-DOPAがこの患者達にも効果を示すのではと、投与を提案する。

新薬投与の候補となったレナードは嗜眠性脳炎のため30年間あまり半昏睡状態だった。投薬を始めた当初はこれといった効果は見られなかったが、試行錯誤を繰り返し投与を続けていたある日の夜、ドクターセイヤーが目を覚ますと、ベッドに横たわっているはずのレナードの姿がない。
レナードを見つけたドクターセイヤー。
ドクターセイヤーを見つめるレナード。
「静かだね」
「今は夜だからね。みんな眠っている」
「でも、僕は違う」


映画の1シーンに、目覚めたレナードが扇風機から送られてくる風を浴びながら(というよりも全身で感じながら)微笑を浮かべるシーンがある。そこには自分の意思で立ち、生を実感しているレナードの姿があった。
一方で、弱者との対比で生を実感している自分がいてひどい嫌悪感が襲った。

lenard.jpg

監督:ペニー・マーシャル
男優:ロバート・デ・ニーロ
   ロビン・ウィリアムス
| 映画 | 05:49 | トラックバック:1コメント:1
バーバー(The Man Who Wasn't There)
舞台は北カリフォルニア、サンタ・ローザ。
義兄の経営する理髪店で働く男、エド・クイン。
もはやルーティーンとなった仕事、冷め切った夫婦間、稀薄な人間関係。そんな日々を淡々と他人事のように送っていたある日、この退屈な日々を打ち壊すような儲け話が舞い込んでくる。
ドライクリーニングの出店に、1万ドル。儲けは半々。
ここからエド・クインの人生は壊れ始める。

エド・クインは、自分が殺人を犯しても、妻がその犯人として逮捕されてしまっても、何もなかったようにただ煙草をふかし、人の髪を切りつづける。現実世界において人間としての意思を恐ろしいほどに見せない。ただ自分の世界の中では、今の自分への苛立ち、周りの人間への嫌悪、色々なもの無節操に吐き出している。自分の意思が現実の世界にない男。まさにThe Man Who Wasn't Thereだ。

死刑執行のため電気椅子へ向かうまでの間、彼は心の中でこう呟く。
人生に悔いはない。ただ、あえて言うならば床屋だったこと。
電気椅子に座りまわりを見渡す彼の目には、立会人達の顔は映らない。マネキンにのせられたカツラのような髪の毛が並ぶ。皮肉なことに彼は死ぬ間際まで床屋だった・・・。

barbar.jpg

監督:ジョエル・コーエン
主演:ビリー・ボブ・ソーントン
| 映画 | 04:56 | トラックバック:0コメント:0
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k@z
k@z
某会社勤務の31歳。
最近はエドワード・ノートンに夢中。
ただし実物はエドワード・ノートンに似てもにつかわない。元ユニコーンのEBIに似ているらしい。
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