Essay in Idleness

アンドレア・ピルロ | main | 食するということ
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レナードの朝(Awaking)
1969年、ブルックリンのカーメル病院。
研究医の募集と間違えて面接にきてしまった、ドクターセイヤー。臨床医の経験がないと一度は断るが強引な引止めによって結局は臨床医として勤めることになる。

慢性脳性疾患の患者であふれる病院。
回復の見込みのない患者の治療にあたる医師、看護婦達には半ばあきらめの表情が見られ病院全体に倦怠感があふれていた。病院の状況に面くらい、空気を求めて死に物狂いで海の底から這い上がってきたダイバーのように、窓の外に頭を出し外の空気を吸おうとするセイヤー。そんな彼を見て、看護婦が一言。
「多分じきに慣れますよ」

患者達とのふれあいの内に、彼等が思考を停止した人間の抜け殻(ほとんど死んだような状態)であるのではなく、思考を持ってはいるが脳性疾患のために体を動かし伝えることが出来ないのではないか考えるドクターセイヤー。
嗜眠性脳炎がパーキンソン病と同じように脳内物質の減少によって引き起こされると考えた彼は、パーキンソン病の新薬L-DOPAがこの患者達にも効果を示すのではと、投与を提案する。

新薬投与の候補となったレナードは嗜眠性脳炎のため30年間あまり半昏睡状態だった。投薬を始めた当初はこれといった効果は見られなかったが、試行錯誤を繰り返し投与を続けていたある日の夜、ドクターセイヤーが目を覚ますと、ベッドに横たわっているはずのレナードの姿がない。
レナードを見つけたドクターセイヤー。
ドクターセイヤーを見つめるレナード。
「静かだね」
「今は夜だからね。みんな眠っている」
「でも、僕は違う」


映画の1シーンに、目覚めたレナードが扇風機から送られてくる風を浴びながら(というよりも全身で感じながら)微笑を浮かべるシーンがある。そこには自分の意思で立ち、生を実感しているレナードの姿があった。
一方で、弱者との対比で生を実感している自分がいてひどい嫌悪感が襲った。

lenard.jpg

監督:ペニー・マーシャル
男優:ロバート・デ・ニーロ
   ロビン・ウィリアムス
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| 映画 | 05:49 | トラックバック:1コメント:1
コメント
リンク!
「シネマ日記」のcokyです。

リ、リンクっ!張ってくれるなんて嬉しすぎです。
ワタクシのほうにも張らせていただきますね。
2005.08.02 Tue 10:09 | URL | coky
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レナードの朝
実話の映画化だ。子供の頃に植物状態に陥ってしまったレナードロバートデニーロ30年後、今では体だけは大人になっているがもちろん彼には意識がない。彼のような患者を収容している病院で新しい投薬が試みられる。それによって患者たちが次々と目覚めていく。患者らは目が覚
| シネマ日記 | 2005.08.01 Mon 09:41
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k@z
k@z
某会社勤務の31歳。
最近はエドワード・ノートンに夢中。
ただし実物はエドワード・ノートンに似てもにつかわない。元ユニコーンのEBIに似ているらしい。
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