Essay in Idleness

迷い子 | main | 想像力
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バーバー(The Man Who Wasn't There)
舞台は北カリフォルニア、サンタ・ローザ。
義兄の経営する理髪店で働く男、エド・クイン。
もはやルーティーンとなった仕事、冷め切った夫婦間、稀薄な人間関係。そんな日々を淡々と他人事のように送っていたある日、この退屈な日々を打ち壊すような儲け話が舞い込んでくる。
ドライクリーニングの出店に、1万ドル。儲けは半々。
ここからエド・クインの人生は壊れ始める。

エド・クインは、自分が殺人を犯しても、妻がその犯人として逮捕されてしまっても、何もなかったようにただ煙草をふかし、人の髪を切りつづける。現実世界において人間としての意思を恐ろしいほどに見せない。ただ自分の世界の中では、今の自分への苛立ち、周りの人間への嫌悪、色々なもの無節操に吐き出している。自分の意思が現実の世界にない男。まさにThe Man Who Wasn't Thereだ。

死刑執行のため電気椅子へ向かうまでの間、彼は心の中でこう呟く。
人生に悔いはない。ただ、あえて言うならば床屋だったこと。
電気椅子に座りまわりを見渡す彼の目には、立会人達の顔は映らない。マネキンにのせられたカツラのような髪の毛が並ぶ。皮肉なことに彼は死ぬ間際まで床屋だった・・・。

barbar.jpg

監督:ジョエル・コーエン
主演:ビリー・ボブ・ソーントン
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| 映画 | 04:56 | トラックバック:0コメント:0
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k@z
k@z
某会社勤務の31歳。
最近はエドワード・ノートンに夢中。
ただし実物はエドワード・ノートンに似てもにつかわない。元ユニコーンのEBIに似ているらしい。
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